ロリポップからシンフリーサーバー(シン・クラウド for Free)に移転しました

このサイトを立ち上げてからずっとレンタルサーバーはロリポップを使ってきました。

しかし、エコノミープランを使っていたのでWordPressやMySQLが使えず、新しいことを試してみたいなと思った時に足枷になっていました。

そこで契約更新を機にレンタルサーバーを移転してみることにしました。手続きに何をしたか、備忘録として書いていこうと思います。

ちなみに今回の手続き&この記事の草稿を書いたのは5/5頃だったのですが、そのまま記事を寝かしている間にシン・クラウドのサービス名が2回も変わってしまいました…😅

2024/5/29に
【変更前】シン・クラウド for Free
【変更後】シンクラウド for Free
2024/7/10に
【変更前】シンクラウド for Free
【変更後】シンフリーサーバー
に変更

移転先はシンフリーサーバー

ちょうどいい移転先がなかなか見つからなかったのですが、SNSで「シン・クラウド for Free(現在名:シンフリーサーバー)」というレンタルサーバーを見かけました。

以前は「エックスフリー(Xfree)」というサービス名だったようです。リニューアルしたのが2023年なので、比較的最近ですね。

このレンタルサーバーを運営しているシンクラウド株式会社はエックスサーバーのグループ会社だそうです。

「シンフリーサーバー」は、

  • 無料 (3ヶ月毎に契約更新が必要)
  • 容量10GB
  • 独自ドメイン利用可能
  • MySQL利用可能(5個)
  • 独自SSL無料
  • WordPress利用可能
  • 広告表示なし

ということでかなり使える!!
契約更新が3ヶ月毎に必要なのと、容量10GBが人によってはネックになるかもしれません。

ただ、後述の通り、

  • オリジナルCGI(自作CGIプログラム) 利用不可

なので、「てがろぐ」などが設置できないので注意が必要です。今回、私はこの部分に気付くのが遅れてかなり苦労しました…

契約手続き

契約手続自体はマニュアルにある手順通りに行いましたが、1つマニュアルに無い操作がありました。

2024/7/21現在、シンフリーサーバーは他社サーバーからの移転でのみ新規申し込みができるのですが、手続きの途中に「現在契約しているサーバーでの認証」が必要でした。

ただ、その時のスクリーンショットを保存し忘れてしまったのでうろ覚えなのですが… 指定ファイルをダウンロードして、現在使用しているサーバーにアップデートし、そのURLにアクセスできるかどうかで承認する…という形だったと思います。

指定されたURLがhttpだったのですが、当サイトではhttpにアクセスするとhttpsに自動変換する設定にしてたので、.htaccessを一時的に削除して対応しました。

あとはマニュアルにある移行の手順通りに設定していきます。

上記リンクはシンレンタルサーバーのマニュアルですが、同じように手続きできました。

無料独自SSLの設定は、下記マニュアルの、
「他社ネームサーバーでDNS認証を行う場合」
で行いました。

※念の為、新しいサーバーにデータをアップロードする前に「public_html」フォルダに入っていたデータを全部ダウンロードしておき、「public_html」フォルダ内のファイルを全て削除してからデータアップロードを行いました。

また、以前作ったファイル(下記参照)の『ドキュメントルート』を修正し、Cronを設定しました。

DNSレコード設定

ちょっと苦労したのがDNSレコード設定です。というのも、私が意味をよく理解してないからなんですけれども…

ドメイン管理は「Xserverドメイン」で行っています。なのでXserverドメイン側ではこのように設定しました。

Xserverドメインの設定画面

シンフリーサーバーにも「ドメイン」の設定の中に「DNSレコード設定」があり、今までXserverドメインで設定していたGoogleサーチコンソールのTXTレコードはこちらで設定するようにしています。
(以前使っていたロリポップではDNSレコードの設定ができなかったので、XserverドメインのDNSレコード設定で色々登録していました)

これで合っているか分からないので画像は載せませんが…とりあえず動いてるのでそのままにしています😅

シンフリーサーバーはオリジナルCGIが使えない

順調に手続きしていたのですが、1点大きな壁にぶつかりました。サーバーについて調べていた時にこちらのサイトを拝見しまして…

・オリジナルCGIが使えない
これはサーバーが重くなりにくい一因にもなります。

「オリジナルCGI」が使えない…?!
『てがろぐ』とかが使えない…ってこと?!

確かに、シンフリーサーバーの機能一覧でもそのような感じの記述になっています。

ただ、よくある質問の中にはCGIについての項目もあるんですよね。

なのでてっきり設置しても問題ないと思っていたのですが… 散々悩んだ挙げ句、「てがろぐ(CGI)のページにはサブドメインを使用し、それを他のレンタルサーバーで利用する」という形に落ち着きました。

XREA Freeにてがろぐを設置

てがろぐ設置に利用したのは「XREA Free」です。

てがろぐの公式サイトでもXREAでのセットアップ手順が書かれているので安心です。

ただ…XREAの設定(特にドメイン関係)がだいぶ独特だったので、結構苦労しました…

正直今もよくわかっていないのでうまく説明できないのですが… とりあえず、

  1. シンフリーサーバーのDNSレコード設定でサブドメインの設定を追加
    (Aレコード/XREAのIPアドレスを指定)
  2. XREAのドメイン設定で1で作成したサブドメインを追加
  3. XREAのサイト設定で新規作成(無料SSLを指定)

という手順で設定します。

あとはXREAのpublic_htmlフォルダの中に先ほど設定したサブドメインのフォルダができているので、その中にてがろぐのデータをアップロードしていく形になります。

最後に

シンフリーサーバーでてがろぐが使えないと知った時はかなり焦りましたが、なんとか対応できて良かったです。

2つのレンタルサーバーを使うので少し管理は大変になりますが、どちらも無料のサービスなので気軽に運用できるのはいいですね。これで費用は毎年のドメイン料だけになりました。

どちらも無料のサービスですが利用できる機能が今までよりもかなり増えたので、色んなことを試してみようと思います!

ちなみに、アヴァロンDBのCGIを設置するときに不具合が発生したので、別の記事にまとめました。

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